佐野豪の業界変革提案の歩み

変革提案の歩みを年代的流れでその一部を紹介する

◎1971年 研究所設立に伴い、子育て支援をテーマにした体育教室・オリエンテーリング・企業内フィットネス・・・さらにはNHK巡回親子教室等のいろいろな社会体育指導を展開していくことになった。一方では、日本でのゲートボール・スカッシュ等の種目展開の可能性やレジャー・リゾート関係についての相談を受けることにも広がっていった。
◎1978年 そうした生涯教育・スポーツの普及・啓蒙活動を草分け的に展開している立場者に、コパンスイミングスクール(名古屋市)が相談に来られた。アドバイス内容は、スイミングクラブの生涯教育的な位置づけと展望であり、業界の変革提案の具体的な歩みとなった。
◎1980年 同スクールグループより、グループの代表顧問としての就任依頼があった。顧問予定者はオリンピック金メダリストの兵頭秀子氏(旧姓・前畑)を始め、前国立大学学長、現役大学教授といったメンバーであった。コパンでは、生涯学習のカルチャーセンター複合型のクラブや高齢者対応へのアドバイス等へと広がっていった。
◎1981年 『好きになる水泳入門』-スイミングスクール・クラブの手引き-(佐野豪著・ベースボールマガジン社刊)を公刊する。この本は、業界関係者に生涯教育的な視点からの可能性を示唆・提案する日本で最初のものとなり、いろいろな反響・展開を広げる。当時の業界にとってのバイブル的本となった。
◎1982年 業界最大手のピープルの顧問として、社会教育・生涯教育の視点から直接アドバイスを始める。そして、本部スタッフと共に、欧米の青少年教育・アメリカのフィットネス事情を学ぶ視察旅行にもアドバイザー役として出かけた。さらに、スポーツクラブ"エグザス"の導入会議に唯一のアドバイザー役も務めた。しかし、日本型・生涯学習・文化発信型倶楽部創りへのアドバイスとは異なる展開となった。その後、各地のクラブの直接アドバイスを始める。
◎1983年 「3・4・5歳児の運動プログラム」「3・4・5歳児の運動能力テスト」(佐野豪著・教育出版刊)を公刊する。幼稚園・保育園に、身体活動的・運動遊び的環境創りの提案のなかに、水遊び・泳ぎへの展開とも結びつけてまとめ、幼児教育・保育現場に新たなプール利用による環境創りを提案した。
◎1987年 『親と子のスイミング教室』(佐野豪・吉田基著・ナツメ社刊)を公刊する。保護者向けに、泳ぎを水泳そのものとして考えるのではなく、人間がこの世に生まれる前から母親の胎内での羊水とのふれ合いから始まる活動観から泳ぎへ発展させる視点・テーマで解説した。また、親子のふれ合いからスイミングクラブライフとを結びつけるテーマも付け加えた。
◎1993年 『スポーツクラブライフ』-教室への通わせ方-(佐野豪著・泰流社刊)を公刊する。『好きになる水泳入門』の第二段として、内容はクラブライフを通して「子育て観」「共同子育て観」といったテーマでまとめた。保護者側に向けて解説することによって、クラブ・スタッフの意識が変わることを願って公刊した。
◎1993年 (社)日本スイミングクラブ協会主催の経営者セミナーにて、パネラー講師・記念講演講師と2年間にわたり具体的な協会を通した示唆・提案役を務める。その時、プールでの子どもとの姿を"人間のベルトコンベアー"と表現し、参加者の大きな反響と反省が育まれた。それが、10年前から提案してきた生涯教育として展開の可能性、スイミングクラブの新たな使命を全国へ再々提案する節目にもなった。
◎1994年 佐野豪のニューライフ選書№2『水と遊び、水に学ぶ』(佐野豪・水口スポーツセンター編著)を公刊する。滋賀県水口町の第三セクター「水口スポーツセンター」設立へのアドバイスを求められ、設立後、直接アドバイスをすることになった。そうした経緯をまとめ、スタッフの研修の集大成として公刊した。
◎1995年 (社)日本スイミングクラブ協会主催の経営者セミナーによるパネラー・記念講演の示唆・提案に加えた水口スポーツセンターの現場レポートや、『水と遊び、水に学ぶ』の公刊の延長線上に「"遊び"を考えるスイミングクラブ研究会」が開催された。第1回は、佐野豪の基調講演に始まった。その後、第2回、第3回は基調講演と共にシンポジウムのコーディネーター・アドバイザー役を務めて開催された。
◎1995年 唯一の業界紙であった『体力健康新聞』に、「ユニークなS・Cクラブ創り講座」-スイミングクラブ編・スポーツクラブ編-の連載講座を始める。同時に、業界への示唆・提案とその実際を結び、常連執筆者・解説役を始める。
◎1995年 不登校児のための"水広場"を豊和グループ(愛知県西尾市)で始めた。それは市内の中学生が"いじめ"を苦に自殺するニュースが全国に広がったのを機に、地元のクラブへ直接アドバイスをしていた佐野豪が新たな使命を感じ発案をし、教育長への提案と共に試みた。このスイミングクラブでの"水広場"が学校の出席扱いとなり、地域の各教育委員会の賛同が広がった。
◎1995年 民間スイミングクラブと行政・教育委員会のネットワークによる"生涯学習シンポジウム"が、佐野豪の提案・コーディネートによって愛知県西尾市で開催された。テーマは、第1回「スイミングクラブと地域社会のネットワークを考える」、第2回「二十一世紀のコミュニティワークを考える」(1997年)とし、市長・教育長・議員・職員・評論家・クラブ代表者等をパネラーに向かえ、全国各地から参加者と共に展開・発信した。
◎1996年 佐野豪の『ユニークなS・Cクラブ創り講座』-スクーリング-を始める。体力健康新聞の連載講座を読者と共にワークショップやセミナーとして開催する。佐野豪がコーディネーター・アドバイザー・講師を務める。主管者は第1回が東急スポーツオアシス東京、第2回は豊和グループ、第3回はSPJと交替しながら開催していった。
◎1996年 自治体の新たなる発想による公共スポーツセンター創りへのアドバイスと、民間フィットネスクラブの直接アドバイスをリンク化させた。そして、「これからの公共スポーツ施設と民間型フィットネスクラブの役割り分担」「提案型・企画ヒヤリング・コンペ(現在の指定管理者制度)」等を示唆・提案・発信を始める。
◎1997年 佐野豪の提案・アドバイスで広がった民間と行政、社会教育と学校教育のネットワークをまとめ、不登校児のための「水広場報告会」(主催実行委員会・西尾市教育委員会・後援体力健康社)が開催された。民間のスイミングクラブに、教育委員会が参画した実際からの提案が、いろんな形で全国に広がる発信の場となった。(民間スイミングクラブが学校の出席扱いに)
◎1997年 年間連載をしていたPHP別冊より、幼児期の子どもに合わないスイミングクラブ指導法に対して、保護者への警鐘の原稿依頼を受けた。この業界の変革提案をしている立場で、逆に「子どもの心を豊かに育てる-スイミングクラブで育む子どものこころ-」と題して7月号に掲載した。全国数10万の保護者の方々に、業界のためを思ったクラブへの通わせ方を提案・発信した。
◎1997年 経営コンサルタント会社として全国に知られている(株)船井総合研究所の本部のお二人が我が家にこの業界の診断・助言についてのアドバイスを求めに来られた。決して他業種と同じようなハウツー・テクニック志向ではない本質論からの市民権向上を願った助言・志向をと、全国の代表的なコンサルタント会社を指導した。
◎1998年 前記講座スクーリング(主管・会場共にSPJ)において、流水マシンメーカー社長・役員の方々が受講された。そして、会場での流水エンドレスウォーキングプールと佐野豪の解説によって、従来の販売方法の反省をしていただき、新たなる提案を学んでいただいた。また、2000年には健康増進機器連絡協議会においても、公共施設と民間クラブ創りの役割提案型販売志向をアドバイスし、マシンメーカーへの示唆・提案もすることとなった。
◎2000年 『スポーツクラブから活力生活倶楽部-使命と誇りをもった倶楽部創りの提案と実際-』(佐野豪・SPJライフスポーツプラザ編著・不昧堂出版刊)を公刊する。スイミングクラブのリニューアルに伴った新たなクラブ設立は、日本にないスポーツクラブをテーマに全国初の全世代型・健康生活倶楽部と位置づけし、全国的話題の倶楽部になった。その経緯をまとめ、発信した。
◎2002年 『活力ある活力健康倶楽部-生かされ活きるスポーツ・スイミングクラブ創り講座-』(佐野豪著・不昧堂出版刊)を公刊する。体力健康新聞連載・佐野豪のユニークなS・Cクラブ創り講座・スクーリング等を中心に、二十一世紀に必要とされる活力を育む倶楽部創りへの具体策としてまとめた。
◎2002年 「3年後、5年後のビジネスチャンス」-トレンド・ニーズの予測と成長事業有望商品-(A4判・522頁・価格48,000円・日本ビジネスレポート刊)の共同執筆をする。全国各界の著名人による論文集に、業界を代表し変革指導する唯一の立場にて、業界の「活力ある活力健康倶楽部創り」を、本質論からその実際までを論じ発表・発信した。
◎2002年 体力健康新聞リニューアルと主幹の長掛芳介氏から鶴谷道広氏への交替に立会い、新講座「誇りと活力ある倶楽部創り講座シリーズ」連載を始める。新講座は、業界の新たな倶楽部創り動向を願った新たな体力健康新聞の社説にあたる位置づけで、全国の業界関係者に改めて示唆・提案・発信をすることとなった。
◎2004年 『スイミングクラブ革命-子ども・保護者・スタッフが生かされ活きる水中活動倶楽部inスイミングクラブ-』(佐野豪・活力健康倶楽部創りネットワーク編著・不昧堂出版刊)を公刊する。スイミングクラブ変革は、スタッフが愉しく本質的なテーマから学びあい、気づくことから始まる。そうした結果、必要とされ、使命と誇りをもった環境創り志向ができる。その扉としての示唆・提案、そして実際を発信した。
◎2005年 「体力健康新聞」からフィットネスクラブ応援情報誌「クラブ・パートナー」へ一新した。新聞から雑誌への新たな出発と共に、連載講座も「佐野豪のクラブ変革への提言」の新連載シリーズ講座に一新し、心機一転した提言シリーズの連載を始め、発信することとなった。
◎2008年 「クラブ再生への提言と展開」-使命と誇りを育む生活提案型・創造事業への提言と実際-(体力健康新社刊)クラブパートナー(前体力健康新聞)発刊に伴いメイン連載シリーズ講座を集大成し、業界への示唆・提言書として発信した。
◎2008年 「幼児への集団水泳指導」は逆効果。学会・NHKで発表!
研究代表者から、私の提言・歩みに対して"大変心強く思っています"とご一報をいただく。
◎2011年 「いのち(生命)の本源から育む子どもの活力」-「愉しい倶楽部ライフ」と「家庭・地域が活きる」を結ぶ共同子育てハンドブック-(不昧堂出版刊)幼児・保護者・スタッフが生かされ活きる水中活動倶楽部のバイブル書としてまとめた。
◎2012年 「生かされ活きる新しいスイミングクラブ」-「クラブ」を変える!「子育ち・子育て」が変わる!!-(学童編)(不昧堂出版刊)習い事多様化のなか、必要不可欠な存在への「新たな使命と誇り」あるスイミングクラブの提言書とした。
◎2013年 「フィットネスクラブ革命」-生きがい・健康・活力と倶楽部ライフを結ぶ-(不昧堂出版刊)会員の信頼型・継続型から安定的倶楽部事業への指針書を公刊する。
◎2014年 メールマガジン「佐野豪の”生かされ活きる”倶楽部創り」開設。フェイスブック「活力健康倶楽部創りネットワーク」(ネットワークメンバーのみ)に続き、誰もが登録できるコーナーを新設。(このHPより登録可能)
◎2016年 「スイミング・フィットネスクラブ再創造への道」-佐野豪のファシリテーション・メソッド-(佐野豪・小森敏史・ビバスポーツアカデミー編著・不昧堂出版刊)を公刊する。本書にて、佐野豪のファシリテーション・フィロソフィ&ワークショップ・メソッドを大公開した。

【備考】